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scarlet
daysあとがき【読後推奨】
というわけで完結です。いかがだったでしょうか。
以下つらつらとよしなしごと。
変わらぬ友情や愛って素晴らしいけど、あえて変化に焦点をあててみようと思って書いた話。
恋愛が根本にあるけど、あまり恋愛メインで描こうとは思っていませんでした。
子供ができた時点でヒロインは救われたのだと思っています。
なので、個人的にこれはハッピーエンドだと思っています。悲恋かもしれないけど。
ミュラーとの最後は適当にご想像下さい。
タイトルのスカーレットは、緋色、アメリカなどでは罪人の色です。
特に姦淫の罪を指したりするそうで。
当初予定ではヒロインがもっとミュラーを弄ぶ感じだったので付けたタイトルでしたが、
含意が消えてしまいました。
ただ、色がテーマだったので、関連したタイトルを付けました。
最後は、何色にも変わる光、ということで、この部分を書きたくて色々書いたのだと
自分では思っています(笑)
お話しにお付き合い下さってありがとうございました。
初めて書いた話なので、色々と自問自答しながら書いてましたが、
温かいメッセージなどを頂き書き終えることができました。
ちゃんと書きあげることができたのも、皆さまのおかげです。
というわけで、このお話はここでおしまいです。
ありがとうございました。
090411 山吹拝
以下は時系列タイトルリスト。
時系列が前後してわかりにくかったかもしれないので、参考にどうぞ。
帝国歴488年(宇宙歴797年)
7月末 ヒロイン、キルヒアイスと逢瀬、プロポーズ、メルケのお迎え
(04.mauve
memory 絡み付く思い出、05.rose contract
愛の誓い)
9月9日 キルヒアイス、ガイエスブルグで凶弾に斃れる
(06.crimson word
深紅のことば、07.rainy grey
降り続く悲しみ)
10〜12月頃 ヒロイン、自失から立ち直る。演奏会へ<メックリンガーがミュラーへ渡したデータ>
(08.madonna
blue 慈愛)
冬(正確に決めてないです)、ミュラー、ヒロインと墓地で会う
(01.black lady
墓地の女)
帝国歴489年(宇宙歴798年)
3月 ラインハルト、ガイエスブルグへ
(03.azure
ring
空色の約束)
4月 シュトライト、メルケと通信にて会話
(09.shady
mist
見えぬ意味)
5月末頃〜9月初 ミュラー負傷、入院
(02.green heart
青い気持ち)
9月初 ミュラー原隊復帰、ラインハルトの名代として演奏会へ
(10.missing forest 迷いの中で、11.hues of
blends 交わる色)
新帝国歴2年(宇宙歴800年)
9月 芸術の秋。ラインハルト、ヒロインの公演へ
(12.Gloria 光)
新帝国歴5年(宇宙歴803年)以降
(epilogue: the end of scarlet days)